レイヤーラインを簡単コントロール!カット講師が3ステップでわかりやすく解説

今回は、レイヤーラインを自在にコントロールする方法まとめました。

普段カットする際、狙い通りにボリュームの位置を設定できていますか?

もしなんとなくカットされているようでしたら、

RPC理論を学ぶことをおすすめします。

理由は、簡単に狙い通りの位置にレイヤーラインを出すことが出来るからです。

簡単に狙い通りの位置にレイヤーラインを出せるということは、狙い通りの位置にボリューム出すことが出来るということです。

『もう少しボリュームの位置を上げたい』といった手直しのシーンでも、

迷わず手早く切り直しすることもできます。

今回は、レイヤーラインを思う通りにコントロールする方法が分かるだけでなく、レイヤーラインによるフォルムの変化も紹介しています。

是非、カット技術の向上に役立ててください。

レイヤーラインを自在にコントロールする動画

IMG_7221.jpeg 伊藤克繁

ご覧いただきありがとうございます。日本カットアカデミーの伊藤です。

レイヤーラインを簡単にコントロールする方法を、3ステップでスタイルが作れるRPC理論®でカットしています。

※RPC理論®は日本カットアカデミーが考案したカット理論です。3ステップでショートからロングまであらゆるスタイルを簡単に作ることができます。

3ステップとは次のステップです。

STEP① アウトラインをカットする
STEP② RP®を中心に放射状に段を入れる
STEP③ コーナーチェックをする
※RP®・・・ルーツポイント。髪を自然にとかし下した時の後ろの正中線上の表面の髪の毛。

動画で切り方を解説していますのでご覧ください。

レイヤースタイル切り方のポイント

IMG_7221.jpeg 伊藤克繁

今回のスタイルのポイントです。

レイヤーの幅によるボリュームの位置と印象の変化

まず、レイヤー(段)の入り具合によってどのようにボリュームの位置と、印象が変化するのかを理解します。

ボリュームの位置の変化

段の入り方で何が変化するかというと、ボリュームの位置です。

表面の段の位置=レイヤーラインが変化することで髪の重なり度合いが変わるからです。

具体的にはレイヤーラインの約4~5cm上の位置にボリュームが出ます。

段差の幅が広いほど、ボリュームの位置は高くなります。

段差の幅が狭いほど、ボリュームの位置は低くなります。

印象の変化

段の入り方でボリュームの位置が変わるので、それに伴い印象も変わります。

段の幅が広いほど、軽さが出て動きのある印象になります。

段の幅が狭いほど、重さが出て落ち着いた印象になります。

IMG_7221.jpeg 伊藤克繁

この2つを理解してスタイルを考えることで、
お客様のなりたいイメージに近づけることが出来ますよ。

こういった印象理論を知っていると、提案やデザインの幅が広がります。印象理論を詳しく知りたい方は下記をご参照ください。

参照:「初心者必見!2つの理論でスタイル提案ができる!美容師 提案力とは」

顔まわりラインとRPのつなぎでレイヤーラインをコントロール

このスタイルを作っているRPC理論は、レイヤーラインを簡単に思い通りの位置に設定することが出来ます。

具体的には、STEP.1アウトラインの工程で顔まわりラインを設定します。

そしてSTEP2.段を入れる工程で横から見たボリュームの位置を決定するために、

PRの長さを設定します。

その後、顔まわりラインのどの髪の毛と、RPの髪をつなぐレイヤーラインにするかを決定します。

RPからレイヤーラインをつなぐ先を、顔まわりのどこの髪の毛にするかで、正面から見たボリュームの位置が変化します。

今回右半分のようにRPからもみあげにつなぐ設定にする場合、

顔まわりラインのもみあげより短い髪をとめてから段を入れます。

そうすることで表面には段が入らず、RPからもみあげにつながるレイヤーラインとなり、

正面から見たボリュームの位置の低いAラインのフォルムとなります。

左半分は顔まわりの一番短い髪とRPをつないだので、顔まわりはとめずに段を入れて、

正面から見たボリュームの位置は全体の長さの中間ほどの、ひし形フォルムとなります。

このように顔まわりのつなぐ先をどこの髪の毛にするかで、

自在にレイヤーラインをコントロール=正面から見たボリュームの位置をコントロールできます。

レイヤースタイルのレシピ

■STEP1 アウトラインをカットする

サイド
SB:鎖骨下8cm
SF:顎下2cm
M:SBから床平行

 

SB→サイドバック。耳後ろの、サイドの終わりとなる髪の毛。
SF→サイドフロント。前髪の隣の髪の毛。

M→もみあげの髪の毛。

バック
BC:肩甲骨下

BC→バックセンター。バック正中線上の、生え際の髪の毛。

■STEP2 段を入れる

RP®:顎下の延長線上の長さ

RP→ルーツポイント。髪を自然にとかし下した時の後ろの正中線上の表面の髪の毛。

■STEP3 コーナーチェックをする

バック:丸み
フロント:丸み

■毛量調整

アンダー・ミドルセクション:なし
トップセクション:毛先3分の1にセニング

どんなスタイルも、迷わず切れる

このRPC理論®を学ぶことで、
色んなスタイルを簡単に作れるようになります。

その理由は、カット理論を体系化しているからです。

通常カットはスタイリストが100人いたら100通りの切り方があるくらい、人によって切り方が異なります。

そんな切り方が異なるカットを、日本カットアカデミーでは、わかりやすく3つの理論に体系化して集約しましたその3つのうちの1つがRPC理論®です。

体系化されているので、どんなスタイルでもスタイルの作り方がわかり、自分で考えてスタイルが作れるようになります

この機会に是非、アカデミーの体系化されたカット理論を学んで、自信をもってカットできる自分を手に入れませんか?

理論を学ぶ2つの学び方 

日本カットアカデミーでは、次の2つの学び方があります。

・オンラインカットコース
・対面カットコース

オンラインカットコース

オンラインカットコースは、あなたに合わせて、マンツーマンでしっかり学べるコースになっています。

なぜしっかり学べるかというと、オンラインを基本に、あなた専用の講師がついてマンツーマンで学ぶことができるからです。

基礎~応用はもちろんのこと、トレンドスタイルやカウンセリング実習、訪問美容のカットなど、カットの全てを学ぶことができます。

詳細は下記をご参照ください。
参考:「今ならお試し体験実施中!オンラインカットコース詳細」

対面カットコース

対面カットコースは、短期間でカットを学べるコースになっています。

複数人のスクール形式で学ぶコースで、基礎から応用までを最短7日間で学ぶことができます

詳細は下記をご参照ください。
参考:「今ならお試し体験実施中!対面カットコース詳細」

 

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