今回は、レイヤーカットの切り方を３ステップで簡単に作れるようにまとめました。
普段お客様を担当していると、伸ばし途中の方など、長さは変えたくないけど雰囲気を変えたいという要望、ありますよね。
そういう時に長さを変えずに雰囲気を変えたいという時に参考にして頂きたく、記事にまとめてみました。
レイヤーカットの切り方がわかるだけでなく、顔まわりラインや段差の幅によっての印象の変化についても紹介しています。
是非、カット技術の向上に役立ててください。
目次
レイヤーカット切り方動画
ご覧いただきありがとうございます。日本カットアカデミーの伊藤です。
顔まわりと表面のレイヤーでイメチェン！レイヤーカットの切り方を、３ステップでスタイルが作れるRPC理論®でカットしています。
※RPC理論®は日本カットアカデミーが考案したカット理論です。３ステップでショートからロングまであらゆるスタイルを簡単に作ることができます。
３ステップとは次のステップです。
STEP① アウトラインをカットする
STEP② RP®を中心に放射状に段を入れる
STEP③ コーナーチェックをする
※RP®・・・ルーツポイント。髪を自然にとかし下した時の後ろの正中線上の表面の髪の毛。
動画でショートボブの切り方を解説していますのでご覧ください。
レイヤーカット切り方のポイント
今回のレイヤーカットのポイントは、
長さは変わらなくても、雰囲気は変えることが出来るという点です。
スタイルの印象を決めるのは、長さだけではない
アウトラインの長さを変えなくても、スタイルの印象を変えることは可能になります。
なぜならスタイルの印象を決めるのは、長さの他にも様々な要素があるからです。
具体的には長さ以外では、顔まわりライン・段差の入り具合・前髪のデザインで
スタイルの印象は大きく変わります。
今回はその中の顔まわりラインと、段差の入れかたを変えることで、雰囲気を変えています。
顔まわりにラインをつくることでの軽さ
顔まわりに前上がりラインを作ることで、軽さを出しています。
顔まわりに前上がりラインがないと重い印象に、前上がりラインがあると軽い印象になります。
且つ顔まわりに前上がりラインがないと縦長な印象に、前上がりラインがあると幅広な印象になります。
今回は、顔まわりラインのない状態から顎下に向かう顔まわりの前上がりラインを作ることで、
軽さを出して、雰囲気を変えています。
表面に段差を入れることによる軽さ
表面に段差を入れることで軽さを出しています。
段差の幅は、幅広い段差ほど髪の毛の重なりがなくなり軽くなり、幅狭い段差ほど髪の毛の重なりが出来るので重くなります。
且つ、段差の幅が広いほどボリュームの位置が高くなり、カッコいい印象に、段差の幅が狭いほどボリュームの位置は低くなり、落ち着いた印象になります。
今回は、全体の長さの中間ほどに段差を入れることで、ナチュラルな軽さを出しています。
フォルムも、段の入らないAラインからひし形フォルムになることで、印象を大きく変えています。
ボリュームの位置をどこに設定するかで
大きく印象が変わります。
お客様の雰囲気やお好みに合わせて
設定を変えましょう！
こういった似合わせ理論を知っていると、提案やデザインの幅が広がります。似合わせ理論を詳しく知りたい方は下記をご参照ください。
参照：「初心者必見！２つの理論でスタイル提案ができる！美容師 提案力とは」
レイヤーカット切り方のレシピ
■STEP１ アウトラインをカットする
バング（ナチュラルバング）
長さ：目にかかる長さ
幅：目尻の外側
サイド
SB：BCから床平行
SF：顎下の長さ
M：SBから床平行
SF→サイドフロント。前髪の隣の髪の毛。
M→もみあげの髪の毛。
バック
BC：生え際から11cm
BC→バックセンター。バック正中線上の、生え際の髪の毛。
■STEP２ 段を入れる
RP®：首の真ん中延長線上の長さ
RP→ルーツポイント。
■STEP３ コーナーチェックをする
バック：丸み
フロント：丸み
■毛量調整
全体：毛先3分の1にセニング
どんなスタイルも、迷わず切れる
このRPC理論®を学ぶことで、
色んなスタイルを簡単に作れるようになります。
その理由は、カット理論を体系化しているからです。
通常カットはスタイリストが１００人いたら１００通りの切り方があるくらい、人によって切り方が異なります。
そんな切り方が異なるカットを、日本カットアカデミーでは、わかりやすく３つの理論に体系化して集約しました。その３つのうちの１つがRPC理論®です。
体系化されているので、どんなスタイルでもスタイルの作り方がわかり、自分で考えてスタイルが作れるようになります。
この機会に是非、アカデミーの体系化されたカット理論を学んで、自信をもってカットできる自分を手に入れませんか？
理論を学ぶ２つの学び方
日本カットアカデミーでは、次の２つの学び方があります。
・オンラインカットコース
・対面カットコース
オンラインカットコース
オンラインカットコースは、あなたに合わせて、マンツーマンでしっかり学べるコースになっています。
なぜしっかり学べるかというと、オンラインを基本に、あなた専用の講師がついてマンツーマンで学ぶことができるからです。
基礎～応用はもちろんのこと、トレンドスタイルやカウンセリング実習、訪問美容のカットなど、カットの全てを学ぶことができます。
詳細は下記をご参照ください。
参考：「今ならお試し体験実施中！オンラインカットコース詳細」
対面カットコース
対面カットコースは、短期間でカットを学べるコースになっています。
複数人のスクール形式で学ぶコースで、基礎から応用までを最短７日間で学ぶことができます。
詳細は下記をご参照ください。
参考：「今ならお試し体験実施中！対面カットコース詳細」
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